笠職人の腕の見せ所
ランプシェードの張り替えをお客様より頂きました。笠年齢だいたい40歳。
とても大切に使われていて、お客様の想いが詰まった一品です。
ご要望は購入当時の姿にということでした。
このランプシェードの名称は<ダイブツ>。
古くから我々職人の間ではこの名前で呼ばれています。
弊社のオリジナル製品にもこの型のものが数点あります。
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弊社では様々なお客様より毎月10〜20型位の張り替え、お直しのご要望がございます。
裁縫をなさる方や器用な方ならばもしかすると作ることは可能かもしれませんが、<ダイブツ>は職人の仕事の中でも手間の掛かる型であり、作り方は企業秘密にしたい大切なものです。ですので、作業工程やお客様との生地の選定等割愛しますが、今回はバラして完成するまで丸一日かかりました。
弊社では1日に(型によりますが)100〜200ケのランプシェードを製造しております。それを考えればとても腕の鳴る型です。非常にやりがいがあり、作っていてもテンションが上がります。当時の職人さんの事を考えてみたり、使われるお客様のお部屋を想像したり、1日中このランプシェードの背景に想いを寄せながらの作業に没頭しています。
出来上がりです!
このランプシェードの型を作る職人は私を含め5人しか知りません。ちょっと自慢の型です。私は幸運な事に沢山の歴史ある職人に師事できました。このことが最大の自慢かもしれません。
皆さんも品物の背景を想像し楽しんで、一生愛せる物に出会って頂きたいです。
わたしは既製品よりも一品物を好む性質があります。
弊社の得意なこともワンアンドオンリーです。
もっともっと手軽にオーダーメイドをお届けしたいと思っております。